AltStore:EU初の無料iOSアプリストア
- 独立系アプリマーケットプレイス「Aptoide」が、EU圏内のiOSユーザーに無料で利用可能になりました
- 「最初の無料代替アプリストア」を自称していますが、技術的にはEpic Games Storeの方が先行してリリースされていた
- Aptoideは「汎用第三者アプリプラットフォームの先駆者」と正しく主張できる存在
AppleのiOS App Storeに代わる選択肢を求めるユーザーにとって、Appleの厳格なエコシステム管理によりこれまで選択肢は限られていました。しかし長きにわたる法廷闘争を経て、状況は2023年に一変します。最初にEpic Games Storeが登場し、今度はAptoideが参入しました。
当メディアの愛読者の皆様なら、2024年半ばに報じたAptoideのベータ版リリースを覚えていらっしゃるでしょう。今回の正式リリースで、同プラットフォームはEU圏内の全iOSユーザーに無料開放されます。Aptoideが「最初の代替マーケットプレイス」と主張する一方、技術通の方ならEpic Games Storeが実際には数ヶ月早く登場していたことに気付くはずです。
Aptoideの真の差別化ポイントは多様なアプリカタログにあります。ゲームタイトルだけでなく、一般アプリケーションも取り揃え、さらにアプリのバージョン選択機能という独自仕様を搭載。これは以前まで同社Androidプラットフォームでのみ利用可能だった機能です。

やや懐疑的なトーンに聞こえるかもしれませんが、私はAptoideが(特にベータ段階を考慮すれば)真に独立した最初のストアとして意義があると確信しています。先に触れたEpic Games Storeは、技術的には第三者運営ながら、業界大手のバックアップが存在します。
Epic対Appleの法廷闘争や、iOSの外部マーケットプレイスへの漸進的開放を追ってきた観測者にとって、Aptoideの参入は重要な進展です。今後の核心的な課題は、Appleのエコシステムに不満を持つユーザーを効果的に惹きつけられるかどうかにかかっています。





